Rain - 秦基博 (Tribute to 新海誠Ⅰ)
初めての投稿に選曲したのは、『君の名は。』でお馴染みの新海誠監督作品『言の葉の庭』の劇中歌 "Rain"です。
舞台は新宿御苑。
鮮やかな緑や繊細な雨の様子が、これ以上ないくらい克明に描かれています。
思わず息をのむほど綺麗な映像作品ですので未だ見ていない方はぜひ...!!
さて、そんな作品の中で使われている"Rain"ですが、本来はゆったりとした8ビートの曲です。
今回はそれをJAZZにアレンジして弾いてみました。
いかがでしたでしょうか。
個人的には原曲よりさらに雨感が出たように思えます笑
コードの進行的には割とシンプルです。
(演奏時に走り書き程度に書いたので汚いのはお許しください...)
気づいたことを何点か。
イントロの4小節目はDM7/Eというコードで、ドミナントのルート音にサブドミナントのコードを載せるという常套手段だそうです。
単にドミナントを置くより広がりをもって聴こえます。
A部分の1~31小節目のルート音はAのメジャースケールをきれいに下降する形です。
良くある方法ですがやっぱり良くサウンドしますね。
そしてこの曲の1番の見せ場はやはりB部分でのF#メジャーへの転調でしょうか。
直前のG#m7 - C#7でⅥm7にいくかと思いきや解決先をトライアドにすることで転調しています。
割と単調なコード進行な分、いきなりこの転調が出てくるとハッとしますよね。
B部分の4小節目はE♭7はC部分頭のDM7への裏コードになっています。
今回はアルペジオをぐわっと弾いてC部分に突入しているので感じにくいかもしれませんが、原曲は静かにサビに突入しているような印象を受けます。
全体的に少し迷いどころではありましたが、演奏時には♭9thやその他オルタードなテンションを入れてジャズの雰囲気を醸し出しています。
ちょっとおしゃれな感じになりましたかね笑
"Rain"をお送りしました。
読んでくださってありがとうございます。
※原曲は大江千里さんという方みたいですね。