Snow Jazz

「あの曲をジャズのサウンドで弾いたらどうなるだろう」 そんな気持ちではじめました。

閃光少女 - 東京事変

今回は東京事変の『閃光少女』を選びました。

 

この曲は私が高校時代に軽音楽部で演奏したこともあって、
聴くと10代の頃の青春を思い出さずにはいられません笑

東京事変にしては非常にまっすぐでシンプルな曲ですが、
その素直さが彼らの演奏技術の高さを際立って聴かせているように思えます。

歌詞も大好きです!
「貴方の現在を閃きたい」ってところで何度聴いてもグッときます...!!

 

 

今回は全然ジャズではないです。笑
少しテンションを入れたりしているので、あえていうならその辺りです...

 

さて、高校時代の私は「コードが同じならベース音が何やっても同じだろ」、
とかいうどうしようもなくアホなことを思っていました...一体何を考えていたんだ...
全世界のベーシストに謝罪したい...

 

そんなアホなことを考えながら高校時代にも演奏した『閃光少女』。
シンプルだけどこれだけうまくベースラインで起伏を作っている曲もないじゃないか、というのがこの曲です。

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イントロの4小節はベースラインでBの音をとりつづけています。
(原曲では1拍目に違う音を入れていますが今回は割愛しました)

上のコードだけ変化するパターンは変化はあるものの、
常に緊張感に晒されているような印象を与えますね。


B部分で、ベースラインG# - F# - E - D#はメジャースケールを全音で下げるというよくある手法で、ここでも活躍しています。

 

個人的に少しいいな、と思ったコード進行はサビ前のG#m7-F#7/A#です。
サビ頭のBに対して全音で二つ上昇する音をつけていて、それがサビへの盛り上がりを後押ししているような感じがします。

G#m7はサブドミナントの代理コードなので置けるという解釈ができると思われます。

 

あとはC部分の4小節目D#7/G。Gという音はダイアトニックにない音でして、
聴くとこの部分がサビの中でも大きな転換点になっているわけです。

ちょっとまだこの部分は理解しきれていないのですが、
D#7はダイアトニックのG#m7へ解決したい響きでして、
ベース音的にはG→G#で半音上がるような感じを狙っているのかと。
(実際には解決先は代理コードのEですが)

 

詳しい方教えてください笑

 

原曲を聴いたことがない方はぜひ!

 

閃光少女

閃光少女

 

 

 

今回も読んでくださってありがとうございます!
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